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玄太さん<旅の話②=ニューヨークが世界一好きになった訳=>

 14,2010 22:34
玄太さんの第二回のお話です。
早いなぁ、記事書くの。


旅の話
= ニューヨークが世界一好きになった訳 =
 


23才のクリスマスイブに初めてニューヨークに行きました。
当時のニューヨークは未だ治安が悪く、
行ってはいけない場所や乗ってはいけない地下鉄路線などがありました。

マンハッタンに着いたのが夜。
若気の好奇心で行ってはいけないと言われてた地域に一人歩いて行きました。
さすがに街は荒れ、黒人だらけ。
これはヤバいと思い、速や歩きで戻ろうとした途端、
後ろから首を絞められ持ち上げられました。
そこで意識がなくなり、意識が戻った時はゴミ置き場の中でした。
服は生ゴミまみれ、鼻血をだし、何よりも困ったのはメガネ。
ど近眼の私は外れたレンズを目にあてながらなんとかホテルに生還しました。

疲れ果てて入口の石段に座って一服してた時、
勢いよく走ってきたトラックが私の前に急ブレーキで止まると、
荷台から真っ黒な物が投げ捨てられました。
最初はマネキンかと思ったのですが、よく見ると黒人の死体。
深夜のイヴで街を歩く人は少なく、記憶が定かでないのですが、
誰かが呼んだパトカーが来て、中から黒人の巨大なお巡りさんが降り、私の前に来ました。
この時「あっ!俺が犯人と思われてる」と思ったのですが緊張で足がガタガタ震え声も出ません。
なんせ、ちょっと前に自分が殺されかけたばかりです。
すると巨大な黒人お巡りさんは遺体を抱えるとパトカーの後部席に投げ入れました。
そして私の前に再び現れ、ゴミに汚れた私の身体を舐めるように見上げた後「メリークリスマス」の一言。
暗闇に輝く白い歯が今でも忘れられません。

翌日現地のガイドに聞くと、
当時のニューヨークでは一日に数人が殺され、黒人の死体は闇から闇の場合が多かったそうです。
とにかく私は疲れ果て、部屋に戻る元気も無く、ロビーでメガネを直し、
あらためて一服しに外に出ると、今度は目の前の建物が轟音と共に爆発。
頭の上に瓦礫が降ってきました。
転がり込むようにロビーに逃げ込み無事でしたがしばらく立ち上がれなかったのを覚えてます。

ものの2時間程の間に殺されかけ、生還し、死体を投げ捨てられ、
爆発を経験したイヴをおくった人はいたでしょうか。
なんて躍動感ある街なんだ!
こんな狭い街が世界を動かしているんだ!
私がニューヨークを世界一好きになった瞬間でした。

翌日の夕方、ロックフェラービルの有名なクリスマスツリーの前から
「徳光さんにズームイン」したのもいい想い出です。
日本のテレビには私のメガネに巻き付けられたセロテープがはっきり映ってたそうです。













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Comment 1

2010.10.15
Fri
00:25

オスカル #RFFWfSoI

URL

まるで映画の世界

v-11思わずジャック・バウアーを想像してしまいました。
ドラマ見たことないけどぉ~。v-7
それともダイ・ハードでしょうか。
よくぞ生きて帰還しましたね。v-13
そんなに治安が悪かったのですか、日本の平和さを有り難く感じますね。

でも夢を叶えるのもNY。
人々が生き生きとして早足で歩いている印象があります。
世界の中心ここにありv-219かな。

しかし日テレもクリスマスに壊れたメガネの日本人を生中継してたとは大したもんですのう。v-411

また余談、
帰還といえばチリ落盤事故、無事全員生還してホッとしました。v-398

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